コメツツジ コメツツジ
コメツツジ コメツツジ
カニコウモリ カニコウモリ
ショウキラン
※花の名前は、かずさんに教えていただきました

花の様子を武者の横顔に見立て、そこから鬼を追い払う鐘馗(ショウキ)を連想してこの名がついたそうです
ショウキラン
フタリシズカ フタリシズカ
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林道を歩き始める 平尾谷川のせせらぎを聞きながら林道を歩く
登山道はグリーンシャワー グリーンシャワー
ブナ まるでオブジェのような形をしたブナ
天まで届きそうなミズナラの巨木 ミズナラの巨木
ブナ 鹿の食害で皮が剥がれたブナが痛々しい
クマザサの生えたガレ場を抜けるともうすぐ山頂 もうすぐ山頂
三嶺山頂 三嶺山頂からは西に天狗塚方面を望む
左に剣山、中央にわずかに見えるのが一ノ森、右に次郎笈を望む 剣山と次郎笈を望む
三嶺山頂を振り返る 三嶺山頂を振り返る

山頂が三つのピークに分かれていることから”ミウネ”と呼ばれる
避難小屋(三嶺ヒュッテ) 三嶺ヒュッテ
2009年 7月5日(日)

瀬戸大橋の通行料がネックになってこれまで訪れる機会が少なかった四国だが、今回のETC\1,000でぐっと身近になった。四国には西の石鎚山脈から東の剣山地まで1,500m以上の山々が41座もある。これからしばらく四国詣でが続きそうだ。

コメツツジが見たくて三嶺に登った。しかし、今回は高速道路を下りてからが遠かった。三嶺は剣山に比べて手つかずの自然が多く残されていると聞いていたがその理由が名頃まで車で走ってみてよく分かった。登山口のある東祖谷山村まではひと昔前に戻ったような対向車とのすれ違いが難しい狭い道や曲がりくねった山道の連続‥この道がいつまで続くのだろうと思いながら夜道を走った。傍らでは、さっきまで話をしていた気ままなヨメさんが今は気持ち良さそうね寝息をたてている。あ〜ぁ(-_-;)

夜中の12時過ぎようやく名頃駐車場に到着。翌朝、目が覚めてみるときれいなトイレもありよく整備された駐車場には、なんともほほえましい案山子がたくさん立っていた。

以前は三嶺登山口まで車が入っていたのだが、現在は落石工事のため登山口までは林道を歩く。登山口から平尾谷川の水音を聞きながら登り始める。みごとなブナやミズナラの原生林が続く癒しの森の中を歩いて行く。どうやらこの手つかずの自然が残っているのは登山口までの交通の便の悪さのおかげらしい。がんばって辿り着いた者だけがこの森を歩くことが出来るのだ。

尾根道を歩きクマザサが生える岩場を行くと池があった。この辺りからお目当てのコメツツジが見られるようになった。本当に小さな花で蕾は米粒そっくり!ミヤマキリシマほど華やかではないがなんとも愛らしい花!今が5分咲きというところだろうか。山頂に向かう途中振り向いてみると雑誌で見るのと同じ景色が広がっていた。はぁ〜この景色なんだ!

山頂からの景色は少し霞んで雲がかかっているがなんとか眺望を楽しむことが出来た。東に剣山と次郎笈。降水確率が高く天候を心配しながらの登山だったがこの頃からぽつぽつと雨が降ったり止んだりしはじめたので三嶺ヒュッテで昼食を摂ることにした。ヒュッテの中は二段になっていて40〜50人はは入れそうな広さ。昼食を済ませ下山し始めると雨が落ち始めたので、急いで合羽の上着を着たがそれもすぐに止み駐車場に戻るまで雨に会うことはなかった。ラッキー!

下山した後、二重かずら橋・案山子の里を見学し、いやしの温泉郷に入浴して帰路についた。

あとで聞いた話だが以前、過疎化を恐れた村が観光開発に活路を見出そうと、この山を開発してロープウエイを建設する計画があったそうだ。しかし反対運動にあいその計画は撤回された。地元人たちにとっては過疎は深刻な問題だが出来ることならこのすばらしい自然をいつまでも壊さずにいてほしいものです。
名頃駐車場(6:30)→三嶺登山口(7:10)→ダケモミの丘(8:05〜8:10)→三嶺山頂(9:25〜9:50))→三嶺ヒュッテ(昼食)(10:10〜11:00)→ダケモミの丘(11:45)→登山口(12:30)→駐車場(13:10)
みうね
三 嶺(1,893m) 徳島県
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