2010年 4月3日(土)
晴れマークが並んだ週間天気予報を見て、今期最後の残雪を踏もうと金曜日の夜、
二年ぶりとなる雪の大山に向け車を走らせた。駐車場で仮眠を取り、目が覚めた時には良い天気だった。ところが準備をしているうちに雪が降り始め風やガスも出てきた。駐車場はあっと言う間に一面真っ白‥「あ〜ぁ」出鼻を挫かれてしまった
しばらく車の中で様子を見ていたが「六合目まで行ってそれ以上無理なら下山しよう」と決め、思い切って出発。夏山登山道口から登り始めたが相変わらず雪が止む気配はない。登山道が滑り易くなってきたので四合目手前からアイゼンを着けた。六合目あたりまで来ると少し風がおさまったのでとにかく山頂まで行ってみることにした。それからも雪は降り続きガスはかかったままで相変わらず視界は非常に悪い
山頂避難小屋に到着すると数名の先客がいた。小屋の中の気温はマイナス2℃だが、それでも暖かく感じられた。軽めの昼食を摂った後も雪・風・ガスとも止む様子はなく仕方なく山頂で写真撮影をして早々に退散する
六合目に到着する頃には晴れ間が見え始めたが、振り返ると相変わらず山頂はガスの中。ちょうどこの辺りがガスの切れ目のようです。徐々に眼下の視界が開けて寒さも山頂に比べると少し和らいできた。三鈷峰からユートピア小屋もはっきり見え山頂で見ることが出来なかった景色をここでようやく見ることが出来た。生姜湯を飲みながら身体を温めちょっとひと休み。六合目避難小屋で出会った岡山から来れられたグループの話によると、朝 私たちが雪に遭っていた頃、岡山・鳥取県境は雨が降っていたそうです。天気予報とは随分違うと嘆いていました(私たちもそう思いました)
元谷の分岐を右手に折れ行者谷コースを下る。元谷に到着してみると雪ほとんどなくここでアイゼンを外す。大神山神社奥院まで下ってくると雪は全くなかった。静かな大山寺参道を下って駐車場に戻る頃にようやく日が差し始めたが大山山頂付近は未だにガスの中。下山後 岸本温泉”
ゆうあいパル”に入浴し帰路に着いた
生憎の天気だったがそれでも何とか登れたのだから良かったかな。最後に山の神様はちょっぴり微笑みかけてくれました。抜けるような青空の下で雪を踏みしめるのは来年の楽しみに取っておくことにしよう
駐車場(7:45)→大山夏山登山道口(7:50)→六合目避難小屋(9:30)→山頂避難小屋(10:30〜11:15)→大山山頂(11:20〜11:25)→六合目避難小屋(12:10〜12:40)→元谷行者コース分岐(12:55)→元谷(13:15)→大神山神社奥宮(13:50)→駐車場(14:15)