山頂に辿り着くと、ちょうど入れ違いに団体のグループが下山して行かれた。私たちはザックを山頂にデポし、急いで少し下った所に咲くオオヤマレンゲの咲く場所に行ってみた。「あれ!?」前回来た時とずいぶん様子が違う。前回あんなにたくさん咲いていたオオヤマレンゲがほとんど咲いていない。所々にある蕾はまだ固く開花はまだ少し先のよう…ようやく見つけた花も小ぶりで中には既に枯れている花もある。今年は雪の影響でしょうか…オオヤマレンゲは不作のようです。頑張って登ってきたのに(-_-;)…まぁ、こんな年もあるさ。満開のオオヤマレンゲは次回のお楽しみです
早々に撮影を終え山頂に戻りみんなで楽しい昼食タイム。その間にも登山者が次々と山頂に到着してきます。食事を終え集合写真を撮ってさぁ下山開始!
いよいよ問題の下りです。予想通り…かなりの急斜面では滑り落ちる人、尻餅をつく人…もう大変でした。私は転ぶことはなかった代わりに虫に耳を咬まれてしまいました。しかも両耳、翌日腫れ上がってもうタイヘン(ー_ー)!!
なんとか林道まで下ってきました。振り返ると目の前に猿政山が聳えている。ここからはまた長い林道歩き、でもみんなで賑やかに歩けば長い距離もあまり気になりません。ようやく車をとめた人家のそばまで戻ってきました。車でたたら角炉伝承館まで戻り、みんなでストレッチ!これで少しは明日の筋肉痛が楽になると良いな。とにかく今日はお疲れ様でした。今回初参加の山本隊長さんはじめみなさんまたご一緒しましょう
2012年 6月23日(土)
今回はネット仲間の
修行僧さんご夫妻・
なおちゃんご夫妻・仁王さんご夫妻そして、先日九重でお会いした”われら初級中年登山隊”の
山本隊長さんも初参加され、気ままな登山隊の計9名で奥出雲の名峰”猿政山”に登った。おめあては山頂近くに咲くオオヤマレンゲ
広島・島根両県にまたがるこの山には前回
広島県側から登ったことがある。今回はまだ歩いたことのない島根県側の内尾谷ルートから山頂を目指すことにした。集合場所のたたら角炉伝承館に集まったメンバーは2台の車に分乗し内尾谷ルートの登り口まで車を走らせた。車を停めたそばの古い民家には”長吉生誕の地”と書かれた看板が立っていた。これなんだろう…?
そこは草g剛・仲間由紀恵が出演したTBS系のドラマで戦時中の日系移民の苦労を描いた”99年の愛”のロケ地でした。それにしてもずいぶん古い民家ですが、現在はだれも住んでいないようです
ここから長い林道歩きの始まりです。しかし久々のネット仲間と会話が弾み飽きることなく登っていくことが出来た。途中、仁王さんから二重焼きを頂きました。冷たくて美味しかった〜これでもうひと頑張り出来そうです。足元に咲くササユリ・タニウツギ・コアジサイの写真を撮りながら登っていくと”みとの恵泉”に到着しました。湧き出る冷たい泉の水はカラカラに渇いた喉を潤してくれ、まさに恵みの泉です
やっと長い林道歩きが終わったと喜んだのも束の間、ここからが急登。ひと汗かいてようやく県境尾根に出た。尾根道を歩くと見事なブナ林が目の前に広がり素晴らしい眺め、まさに癒しの森です
ここを過ぎると次に待っていたのは頂上稜線直下の切り立った崖、これこそ断崖絶壁!かたわらの枝や草にしがみつきながら必死の思いで登って行く。そういえばさっき下山していった登山者が「足元が滑って大変だった」と言っていたのはこのことだったのか…
メンバー全員何とか頂上稜線に着いた。ここまで来れば山頂はもうすぐ…
内尾谷”長吉生誕の家”(9:30)→林道車止め(9:55)→みとの恵泉(11:00)→林道終点(11:15)→県境尾根出合→猿政山山頂(12:25〜13:25)→県境尾根出合→林道終点(14:30)→みとの恵泉→林道車止め(14:20)→長吉生誕の家