鳥取県西伯郡大山町
 
真ん中に三鈷 峰
今回の軌跡 (五合目辺りから黄色い点線は多分低山名山”グレイシャーさん”が今年3月19日に歩かれた北尾根だと思います。いつか積雪時に歩いてみたいコースです)
ホームへ 登山記録へ
2011年 4月10日(日)

先月大山に登った時は強風とガスのため八合目辺りで無念の撤退をした。天気もよさそうなので再び大山山頂をめざしました。いつものように大山南光河原で車中泊。目が覚めると前夜、数台しか停まっていなかった駐車場に次々と車が到着してきた。今朝は快晴、絶好の登山日和です。

一か月前は雪が多く駐車場からアイゼンを装着したが今朝は道路にも雪はない。今回も夏山登山口から登り始める。二合目まで登ったところで衣服調整のためひと休み。このままでも登れそうだったがここから急登になるのでアイゼンをつけることにした。登山道は雪が解け穴が開いているところがある

登っていくにつれ徐々に三鈷峰の頂が見え始めた。晴れ渡った青空、朝日を浴びた大山北壁が白く輝く。二合目から標識は雪に埋もれていたが六合目避難小屋はわずかに頭を出している

前回引き返した八合目手前を通り過ぎた辺りから雪が解け登山道が確認できた。木道に出ると山頂一帯には雪原が広がっている。山頂避難小屋を通り過ぎそのまま三角点ピークへ。ここからは間近に剣ヶ峰が望め素晴らしい景色が広がっていた。心配していた黄砂の影響もなく空は真っ青に晴れ渡り雲一つない正にブルースカイ。登ってよかった〜!

気温は1℃だったが風もなく穏やかなので外で景色を眺めながら、雪の中からわずかに覗いた木道をベンチ代わりに軽い昼食を摂ることにした。隣に座られたのは名古屋からの16人のパーティーで初めて大山に登られて雪の多さに驚いていました。山頂避難小屋は入り口が除雪してあり中に入ることができたが雪に覆われ中は真っ暗、ここでトイレを拝借した後下山を開始した

前回修行僧さんと下った場所より一つ手前の谷、六合目避難小屋手前の行者谷を元谷に向かって下って行く。途中、急斜面では尻セードをしながら下って行くとあっという間に元谷避難小屋が見えてきた「楽チン 楽チン♪」

振り返ると谷筋に雪が残る雄大な北壁が広がっていた。今回は青い空に浮かび上がる北壁はみごとというほかない。この景色が望めただけでもラッキー!いつまでも見ていたかったがこの景色とはここでお別れ。後ろ髪を引かれる思いで下って行く。帰りはいつもの宝珠越のルートより一つ手前の谷を下って行くとこの辺りも雪のため倒木が多かった

大神山神社でちょっと休憩しコーヒータイムの後、南光河原駐車場に戻る。駐車場そばの橋から見る大山は来年またおいでと言っているようだった。何度訪れても感動を与えてくれる素晴らしい山です
道路に雪はない   道路に雪はない
 夏山登山口から登り始める  登り始める
 進む雪解け  所々に雪解けが進んでいる
(落ちたらタイヘン!)
頭を出した六合目避難小屋  六合目避難小屋
 雪解け  一か月前にはなかった雪解け
(七合目を過ぎた辺り)
 山頂へ  山頂へ
 三角点ピーク  バックに剣ヶ峰を望む
(三角点ピークにて)
 山頂小屋  山頂小屋
 山頂小屋入り口  除雪された山頂小屋入り口
 誰も通らない木道で昼食  木道で昼食
 ブルースカイ  ブルースカイ 山頂を振り返る
 元谷へ行者谷を尻セードで下る  行者谷を尻セード
 根開き  春の訪れを告げる”ブナの巨木の根開き”
 杉の倒木が目立つ大神山神社上 倒木
大神山神社   大神山神社
 さらば雪の大山よ (また来年来ます)  大山
 
 雄大な大山
南光河原駐車場→夏山登山口(7:00)→六合目避難小屋(8:46)→八合目(9:21)→山頂避難小屋(9:46)→弥山山頂(9:55)→昼食(10:15〜10:50)→分岐(11:30)→元谷避難小屋→大山寺奥宮(12:40)→駐車場(13:25)
伯 耆 大 山
inserted by FC2 system